2.4GHz無線トラックボール「IST」 人工ベアリングモデルを使った本音レビュー

目次

  1. IST人工ベアリングモデルを選んだ理由
  2. 開封・第一印象
  3. セットアップと初期設定
  4. 実際の使用感(ベアリングの滑らかさを実感)
  5. メリット・優れている点
  6. デメリット・改善してほしい点
  7. どんな作業に向いているか
  8. 総合評価と購入判断

IST人工ベアリングモデルを選んだ理由

トラックボール選びでは、親指操作タイプと人差し指操作タイプで迷いましたが、より細かい操作ができそうな親指操作タイプを選択。その中でもIST人工ベアリングモデルに決めた理由は以下の通りです。

まず、今回トラックボールマウスとしては2代目、人工ベアリングを使用している点が非常に興味深く、滑らかな動作が期待できそうでした。また、5ボタン構成で機能性も十分。価格も手頃で、試しやすい価格帯だったことも決め手となりました。

このモデルの最大の特徴は、トラックボールを支える部分に精密ベアリングを使用している点です。従来の支持球方式と比較して、摩擦抵抗が大幅に軽減され、より滑らかで精密な動作が可能になっています。ベアリングは小さな金属球が組み込まれた構造で、トラックボールとの接触面積を最小限に抑えながら、安定した回転をサポートします。この機構により、軽いタッチでも正確なカーソル移動が可能になっています。

開封・第一印象

パッケージから取り出した瞬間、想像以上にしっかりとした作りに驚きました。本体の質感は上質で、安っぽさは全く感じません。中央のトラックボールは適度な重量感があり、指で軽く回すだけでスムーズに回転します。(ちょっと滑らか過ぎかもと言うのもありました)

5つのボタンの配置も自然で、手を置いた時のフィット感は良好でした。サイズは手のひらにちょうど良く、長時間使用しても疲れにくそうな印象を受けました。

セットアップと初期設定

付属のUSBレシーバーをPCに接続するだけで、すぐに認識されました。ドライバーのインストールも不要で、接続後即座に使用可能になったのは素晴らしいポイントです。

ボタンのカスタマイズは専用ソフトで行えますが、デフォルト設定でも十分実用的でした。DPI調整も簡単で、作業内容に応じて切り替えられる点は便利です。

実際の使用感(ベアリングの滑らかさを実感)

最初の数日は正直戸惑いました。長年慣れ親しんだマウス操作とは全く異なるため、簡単なクリック操作でも思った位置にカーソルが移動しません。特に文字の選択や細かい操作には苦労しました。

しかし、1週間ほど意識的に練習を続けると、徐々にコツを掴んできました。2週間目には基本的な操作はスムーズにできるようになり、1ヶ月後には完全にマスターできました。慣れてしまえば、元のマウスには戻れないほど快適です

ベアリング機構の効果は確実に体感できます。指先でトラックボールを軽く弾くだけで、驚くほど滑らかに回転し続けます。この滑らかさにより、微細な調整から大きな移動まで、思い通りのカーソル操作が可能になりました。特に長時間使用していても、指の疲労が少ないのは大きなメリットです。従来のマウスでは手首全体を動かす必要がありましたが、指先だけの軽い動作で済むため、疲労感が格段に軽減されました。

メリット・優れている点

最大のメリットは、デスクスペースを取らないことです。マウスパッドも不要で、狭いデスクでも問題なく使用できます。また、手首を固定したまま操作できるため、長時間使用での疲労が大幅に軽減されました。

5ボタン構成により、ブラウザの戻る・進むボタンが親指で操作でき、作業効率が向上しました。バッテリー持続時間も優秀で、単三電池2本で数ヶ月使用できています。

無線接続も安定しており、遅延や接続切れを感じたことはありません。静音性も高く、深夜の作業でも周囲を気にする必要がありません。

デメリット・改善してほしい点

慣れるまでにある程度の時間と練習(慣れ)が必要なことは避けられません。特にゲーム用途には十干不向きかも、素早い操作が要求されるFPSゲームなどで使うには使い込む時間が余りない人には従来のマウスの方が有利だと思いました。

また、トラックボールが汚れると動作に影響するため、定期的な清掃が必要です。ベアリング部分は精密なため、清掃時は注意深く行う必要があります。慣れるまでに時間がかかることは避けられません。私自身は仕事がメインのため、影響は余り余りませんが、FPSなどの素早い操作が必要なゲームでは従来のマウスに軍配が上がると思います。

価格面では、一般的なマウスと比較すると高価ですが、無線2.4Gと接続タイプを絞っているため、他のトラックボールよりも費用は抑えられている。

どんな作業に向いているか

オフィスワーク(文書作成、表計算、プレゼン作成)では抜群の使いやすさを発揮します。特にマルチディスプレイ環境では、広くカーソル移動も楽々こなせます。

ウェブブラウジングでは、スクロールホイールと戻る・進むボタンの組み合わせが非常に便利です。画像編集などの細かい作業でも、慣れれば十分な精度で操作できます。

一方、ゲームには不向きで、特に反射神経を要求されるゲームでは力不足を感じます。

総合評価と購入判断

★★★★☆(4/5点)

IST ベアリングモデルは、トラックボール初心者から上級者まで満足できる優秀な製品です。ベアリング機構による滑らかな動作は確実に体感でき、長期使用でのメリットは非常に大きいです。

デスクスペースの節約と手首の負担軽減を重視する方、特に狭い作業環境で効率を上げたい方には強くおすすめします。

購入を検討している方へのアドバイス:最初の1〜2週間は練習(慣れ)が必要ですが、慣れてしまえば手放せない道具になります。トラックボールの世界への入門機として、非常に良い選択肢だと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました